ケアンズ3日目は、キュランダ鉄道とスカイレールのツアーです。
キュランダ鉄道はかつて金鉱のために造られた鉄道が観光資源となった色鮮やかな鉄道です。
車両も駅舎もそのころのものを活かしているので木造の古き良き雰囲気のある建物です。
この日は日本語ガイド付きツアーにしました。朝、ホテルまで迎えのバスが来てしょっぱなから陽気な運転手(日本人)が盛り上げてくれます。ツアーは盛況でバスは満員でしたので、若いママさんと相席になりました。
ケアンズ市内のノボテルホテルは古びてはいるが、バスルームに湯舟がある、などという情報を教えてもらえました。(シャングリラでは湯舟は最高級ルームにしかなかったのです)
鉄道に乗るのは始発ではなく、Fresh Waterという駅です。駅のホームは地面から30㎝ほどの高さで現代のホームとはずいぶん違います。この日は雨期の終わりなのに晴天に恵まれました。おかげで朝乗車する時点から暑い!もらった路線図の厚紙はあっという間にうちわになりました。
こどもたちもやや不機嫌。
平地を走っている間はケアンズ近郊の住宅地の間を抜けていきます。ちょっとリッチな人たちが住むというそのあたりの一戸建ては東京の家が何軒分だろうという悠々した敷地に建物で、この温暖な地域に緑豊かな住宅、、うらやましい。
列車はだんだんと高台に上がっていきます。すると遠くの畑や町が見渡せて早くも景色が素晴らしい。そして周りの自然がどんどんと色濃くなっていきます。
このあたりの植物は日本の山でも見るような葉っぱに見えました。合間から海もちらちらと見えます。
キュランダ鉄道は世界の車窓からという番組のアイコンにもなっていたそうで、その有名な地点では線路がカーブしていて自分の乗っている車両から後ろの方が見えました。
車窓からは美しい滝も2,3見えそのたびに興奮して写真を撮っていました。
でも終点に近いバロン滝に着くと、今までの滝の印象は吹っ飛んでしまいました。
でっかい!
写真なんかでは全然その迫力が伝わらないのです。こういうものを見るために旅行ってするんだなあと思います。
特に雨期だったためか、その水量は一秒に何トンくらいなんだろう、見当もつきません。
そこの駅には10分くらいは停車してくれています。駅からは結構遠いのに何となく水気が自分のあたりにまで届いているような気がします。
バロン滝からあと少し乗車すると終点のキュランダ村です。
ここは完全に観光村で、昔ヒッピーがいたのかな、というような雰囲気。アートショップがあったり、ヒッピーの落書きみたいな看板がいっぱいあるマーケットがあったり。なんとなくマーケットの中はお香のような怪しいドラッグのような香りが漂っていたり。
暑い中ぶらぶらします。3月末はオフシーズンらしく、ケアンズ市内もそうでしたがあまり人がいません。そんななかなぜか人がたまっているお店の前で我が家もアイスクリームを食べました。
アイスクリームの種類が豊富なせいでしょうか。テーブルと椅子がご自由にどうぞ、な雰囲気のせいでしょうか。ここだけワイワイと人がいて不思議な感じでした。ほかの店は空き過ぎていて入りづらかったですから、みんな同じだったのかもしれません。
さて、復路はスカイレール。
長い長いロープウェイということしか知らず、想像もしないでいったのです。
おかげで、素晴らしく新鮮で感動的な体験ができました。
続きます!